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誰かが私のためにつくってくれたごはんが食べたい

  • 執筆者の写真: ogawanojikan
    ogawanojikan
  • 2024年6月5日
  • 読了時間: 2分

もう数えてないんですけど、おがわのじかんでは、一つの御膳の中で15品目以上のお野菜を使います。

普段お料理をされる方は、それがどれほどクレイジーなことかわかるので、当店を選んでくださっている理由の一つになっていると思います。


どうしてこんなにたくさんのお野菜を使う、使えるんだろうかと疑問に思ったことがあります。

だって、そのまま出せるお野菜なんてないわけです。

一手間もふた手間もかけないといけない。それが掛ける15以上。。

一つの御膳をつくるためにお野菜の処理だけで、30手、40手、50手とかかってくる。

加えて、なめ茸や辛子酢味噌、甘酢のソース、真昆布のお出汁、スープ。。これを1人で。もうカオスですね😵‍💫



「(これを)食べてほしい」という時に、二つの方向性があります。

「食材が素晴らしい」から。

「あなたに元気になってほしい」から。


前者は「食材」に向かい、後者は「食べる人」に向かっています。

「生産者・料理人」と「医療人・家庭人」の違いと言ってもいいと思う。


おがわのじかんのごはんを食べて元気になるのは、作り手がそう思って組み立て、作っているから。

自分のために作ってくれていると感じられるごはんが食べられる、幸せ。


幸せは、ごはんから。

どうしてそう思うのか。

それはそのごはんがあなたのために作られたものであるからだと思う。


『誰かが私のためにつくってくれたごはんが食べたい』



たくさんのお野菜を使うことで生まれる彩りは、お客様に御膳をお出しした時に歓声が上がるほど。

丁寧な手仕事から生まれる、一つ一つの美しさ。


美しいは、美味しい。

美味しいは、やさしい。


今期のお料理の写真を投稿していきますね。



なめ茸や辛子酢味噌和え、甘酢ソースの味は、見た目だけではわかりませんが、「美味しいの頂点」を感じていただけると思います。


頭じゃなくて、腹の底から「これはめちゃくちゃうまい」と感じられるか。

今期の献立もあと7週間ほど。あっという間に終わります。

前期の献立を一番たくさん召し上がってくださった方は4回でした。

がんばるあなたには、定期的なメンテナンスが必要です。

ぜひ、お一人でもどうぞ。


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