完食できる喜び (3/4)
- ogawanojikan
- 7月20日
- 読了時間: 2分
幸せな気持ちにして帰す。
だから、苦しませるってことは絶対にやっちゃいけないこと。
まぁ誰だって苦しませようと思ってやってないですけど。
幸せな気持ちにして帰す、その時の要素が満腹ではないってことです。
(そもそも満腹ってすでに食べ過ぎ)
当店は40代〜シニア世代の方々に食べて頂きたいお食事をお作りしています。
その方々にとって、世にある外食は変わらなくて、食べきれないんですよね。
正確には、昔はおいしく食べきれていたのに、苦しくなってくる、おいしく感じなくなってくる。
何しに来たんだっけ、ってなる。
世の中は変わってないです。変われない。
自分が変わったんです。
食べきれない。
でも残すと申し訳ない。
自分が悪いのだと、責める。
自信がなくなる。
そうすると、外食しなくなる。できなくなる。
僕らは、それはおかしいと思う。
自分で食べたいごはんを楽しく作れる人はいいんですよ。
でもそうじゃない人もいる。そうできない時もある。
ありたい姿と違うわけです。
となると、上機嫌じゃなくなる。
でも、諦めてほしくないんです。
上機嫌で過ごしてほしいんです。
70代、80代、90代のお客様がいらしてくださいます。
みなさん、御膳仕立てを完食し、そのことにご本人はもちろん、ご家族も驚き、喜び、スイーツも食べられるかも。食べたい🥰ってなる。
完食できる喜びって、ご本人にとって、とてつもなく大きなことなんですよ。
生きているってことですよ。
きっともう口には出さないその思いを、ちゃんと汲んであげてほしいんですよ。
それって、やっぱり幸せだと思うんですよ。
食事を楽しめるって幸せですよ。豊かですよ。
家族とそうした時間を過ごすって素晴らしいことですよ。
諦めないでほしいんです。
ちゃんとここにあるので。
改めて、おがわのじかんが提供する食体験の11のエッセンス。
愛情
心身の状態
年齢
ケア
栄養
疾病予防
食文化
食事環境
安心感
食後感
幸福感
だから、おいしいも超おいしいも越えて、沁みる・満たされると言っていただく。
ニコニコ☺️になって、お店を後にしていただく。
それを、約束する。
(つづく)
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