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執筆者の写真ogawanojikan

器が持つチカラ


今年も長崎県波佐見町にあります陶房青さん製作によるうつわ展を開催できました。


陶房青さん、今年もありがとうございました。


なぜおがわのじかんが陶房青の器を扱っているのか。


器といっても、100均に行けば大量生産されたもの、大型インテリアショップでは100均より高価格とはいえ、これもまた大量生産されたものもあり、中にはプラスチックでできたものまで売られています。


大量生産された器でも盛り付ければ何も問題なく食べられます。


食事を作って貰った人はそれでもいいかもしれません。


では作る側はどうでしょう。


毎日毎日食事を2〜3回準備しなければならず、それは愛する家族の為とはいえ、とても重労働な家事の一つです。


そして重労働の中にあっても、家族の健康を思ったり、ちょっとでも美味しく楽しく食べて貰いたいと言う思いが根底にあります。


好きな器を揃えることを贅沢だと思う方が意外と多い。


そんなもの要らない、洗い易くて、場所を取らなくて、割れたら同じものをすぐに補充できる安いものでいい。


好きな器を揃えることを許さない自分、そして夫や家族。


そんな話を聞く度に、食事をするということを雑に扱っていることに気づいていないんだろうなと思います。


これではいつまでも食事作りは最重労働家事のままです。


食事を作っている最中からあの器に盛り付けようと決めたり、あるいは器に合う料理を考えたり。


楽しく食べる時のことを思い浮かべながら作る時間は、精神衛生上とても健康的な時間です。


私でも家での食事作りが辛いとき、青さんの器にはいつも助けられています。


夫もいつも楽しみに、美味しく、楽しく食べてくれます。


青さんが生み出す器には辛い食事作りを楽しいものにしてくれる力があります。


今回は青さんにお願いしてお皿だけではなく、キッチンを楽しいものにしてくれるような蓋物、キッチンツール立てを作っていただきました。


お客様が食事作りを楽しいものに変えてくれる器に出会えることを願っています。




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