REPORT 2-前編 ゲストトーク、もう一人は小原隆幸氏。 私の高校時代からの親友であり、もうすぐ30年のお付き合い。 東京在住でありながら、当店への来店歴は5回を数えます。 今は株式会社コスメネクスト 取締役 兼 経営管理部長。 あの、@cosme storeです😎 . 「他人の店について語る」というあり得ないオファーを受けてくれたわけですが、 「6人の盲目と象の話」を例えに、まずは「42歳男性、東京在住、来店歴5回」という視点から見た「おがわのじかん」について、3つのポイントからお話を頂きました。 . 1.「日常・非日常」と「ほにゃらら日常」 「日常」とは、価格は安くても、頻度は高く。 いつもと変わらない。ワクワクしない。ファストフードなど。 「非日常」とは、価格は高く、頻度は少ない。 リゾート旅行など。でも準備が大変で、家に帰るとグッタリ。 . 「おがわのじかん」とは、その中間。 価格はちょっと高い。でも頻度も高く。 毎日ではないけど、半年や1ヶ月に1回、2回と行ける。プチごほうび。 ここでごはんを食べたり、時間をすごすことで、明日からがんばれる、そう思える。 そんな場所。 . 自分にとっておがわのじかんは「離」日常。 東京の日常から離れ、北海道の札幌にある「おがわのじかん」でごはんを食べて、3時間近くを過ごして。また東京に戻ってがんばろうと思える。 日常から離れ、一時避難する場所。 . でも北海道のお客さまにとっては、より日常に近い存在なのでは。 日常の「隣」であったり、「側」「近」だったり。 お客さまそれぞれにとって、ほにゃらら日常という位置づけ・存在なのでは。 . おがわのじかんが提供する食事、空間、時間というのは、日常と非日常の境にあるもので、毎日ではないけどプチご褒美的に通う。 そんな場所なのではないでしょうか。 . . 2.「お店」ではなく「お家」 「お店」なら、1(おがわさん):N(お客さま)の関係 お金を払って「ごはんを食べる」=食事に価値 窮屈じゃないように、「メニュー」を豊富にする。 お客はベルトコンベアに座らされて流されている感じ。 . 「お家」とは、0(空間):N(滞在者)の関係 お金を払って「時間をすごす」=時間と空間に価値 「お店対お客さん」という関係性が強くないから、メニューは少なくても(1つでも)「場」が自由。 自分を含めお客さんや店側も中心に向かって同心円状にいるような、空間を一緒につくっているようなイメージ。 同じ時間を過ごしているお客さん同士にも安心感がある。 ベルトコンベアに乗せられて流されるのではなく、むしろ、店主がいなくても、勝手にくつろげる。そんな場所。 . . 3.「4th PLACE」と「1.5th PLACE」 1st PLACE:自宅 2nd PLACE:仕事場 3rd PLACE:スタバなど そして今「4th PLACE」が出てきた。 でもそれってどんどん家から離れていっていて、どれだけ家がキライなの?って思う😅 . そうではなくて。1.5番目の場所。 自宅と外の境目にある場所。 「おがわさん家の縁側」というイメージ。 お客さん同士は顔見知りではなく関係も深くないんだけど、おがわのじかんのお客さんということで仲良くなれる、というような安心感、場。