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おがわのじかんが提供したい”満たされる”という食体験

外食でどんなに高級食材を食べても、美味しいという味覚はあっても、自分の中に「???」という違和感がなんだかもやのかかった状態で湧き出てくるような感覚があって、私自身、長年悩まされてきました。

『美味しかった』という感想は味覚の話で、それ以上の感覚になることがないこの状態。この「???」の正体は、一体何なのだろう?

では、私が思う『満たされる』条件とは何だろう?

そうしておがわのじかんエッセンスをポトリポトリと滴下して、飲食店として何をご提供したいのか、すべきなのかを、図に表しました。

これからこの図について、少しずつでもお伝えしていきたいと思いますので、まずはご自分の食体験に照らしながら、ご覧になってみてください。

 

ふと、『満たされてないんだな』という言葉が出てきた時には自分でも驚きで、外食に対して『満たされる』という感覚を『美味しい』以上に求めていた自分に気づきました。

このことをサロンで呟いたところ、何人もの方が私と同じく実感されていていることがわかり、間違った感覚ではないんだなと腹落ちすることができました。

"満たされる"という食体験について、一つずつ、お話ししていきます。


「食事と空間 おがわのじかん」という場で提供したいこと、お客様に味わってほしいことは「”満たされる”という食体験」です。その組み立てを紐解いていきます。

円の中心、といっても意味合い的には核というより一番小さい部分、にあるのは、基本五味などから構成される「美味しい」という味覚。


その次にあるのが音、視覚、食感、温度といった要素が加わった「超美味しい」

ここまでは、他にもある。(ここまでを揃える調理技術はもちろん高難度です)


ここで「適量」について。

料理にこだわればこだわるほど、適量という概念は抜け落ちていきがちなので、「適量」はこのエリアの中でも一番外側にあると考えています。(お客様の胃の大きさではなく、一皿の大きさで決めがち)

おがわのじかんがやっていることっていうのは、ここから。

 

「愛情」「心身の状態」

「年齢」「ケア」

「栄養」「疾病予防」

「食文化」

「食事環境」「安心感」

「食後感」「幸福感」

まずは「愛情」「心身の状態」


お客様の年相応の出来事から起こる心身の状態を観察して作られた食事


料理は愛情が形になったもの。


飲み込みやすく小さく切ったり、軟らかく煮たり、歯応えを感じられるように茹でたり。

味の主張が強い食材は少しだけにしたり、

食べてくれる人が好きな味にしたり、

健康を考えて薄味にしたり、

疲れていることを考えて優しい味にしたり、

温かいものにしたり、

消化の良いものを選んだり。


全てが


食べる人のことを考えて作られて、形になったもの。

これは『愛情』というと思うのです。


これに加えておがわのじかんでは年齢層が高いお客様が多いので、

年相応に起こる出来事で体の変化があったり、

精神的な疲弊があったり、

そのようなことを考慮して、常に寄り添い、考え抜き、料理を作り続けています。​​

当店は主に、40〜70歳代のお客様のための食事
ご自身をケアしたい、大切にしたいというお客様の目的に適した食事です。


外食に対してはもう落ち着いた目線で食事をしたい、という40歳からのお客様のためのお食事です。

40歳からは体の変化が非常に多くなってきます。
体に良いものを摂取する・・・と同時に、体に合わないものを摂取しないという用心と知識も必要です。
常に自分の体との対話が必要になってきます。

おがわのじかんは体がスッと受け入れられるお料理をご提供しています。
これからはもっと自分を大切にしたい、ケアしたいという年齢層に適したお食事となっています。

以下、オンラインサロン「おがわのじかんの頭の中と腹のうち」より。

私たちの体の中では常に4〜5食分が消化吸収され続けています。
食べてから排泄されるまで1〜3日かかります。

例えば体に合わないものを食べて、やっと全てが排泄されるまでの3日間なんだか胃腸の調子が悪いということになります。
自分の経験からいっても納得の時間。


自分が作ったものならそんなに体に合わないこともないはずですが、問題は外食や加工品など、他人が作ったものを食べる時。
うっかり食べて、しまった ・・・という経験もあるでしょう。
年末にかけてそのような機会も増えてきますので、ご注意ください。

(つづく;現在随時ブログ投稿中です)

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