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「食事」と「空間」を通じて、
ちょっとお疲れの貴方の、ココロとカラダを軽くします^^
食事と空間 おがわのじかん
FM NorthWave「Move on up!」インタビュー記事
2021年9月3日(金) FM NorthWaveの番組「Move on up!」に電話出演させて頂きました。そのとき店主がお話しした部分を中心に記事化(テキスト)しましたので、ご一読くださいませ。
(読了時間:4分)
Q1.お店を始めたキッカケは?
Q2.お店のメニューは?
Q3.経営で一番大切にしていることは?
Q4.どんなスープ?
Q5.価格は?
Q6.注文方法は?
Q7.お店の営業時間は?
Q8.今後の展望、夢は?
Q1.お店を始めたキッカケは?
この番組では以前「おがわのじかん」をご紹介したこともありますが、小川さんにお話を伺うのは初めてですので、改めて「おがわのじかん」についてもお話を伺っていきたいと思います。
小川さんがこの「おがわのじかん」を始められたきっかけは?
僕、このお店を始める前は15年ちょっとサラリーマンやってまして。
当時はブラックなんて言葉もなくて『夜遅くまで全力で働く』みたいな時代だったんですが、それはいいんですけど、ちょっとメンタルもしんどくなった時期があって。
心身ともに疲労困憊というか、食欲もなくなって、妻がつくってくれたスープしか飲めない、みたいな状態になったことがあって。
このスープが涙が出るほど沁みて。
妻、瑞木さんっていうんですけど、管理栄養士の資格を持っているんですが、後から聞いたんですけど、人って食材とか調理法だけじゃなくて「心と体が求めているもの」をおいしく感じるんだって。
たしかに、運動した後のビールがうまい、病気の時のお粥が沁みる、とか。みなさんも経験あるんじゃないかと思います。
で、僕は疲労困憊の時に、妻にスープつくってもらって、どん底から救われて、そういう経験とか仕組みを知った時に、僕みたいな人、他にもいるんじゃないかなって、そんな人に、このごはん食べてもらいたいなって思ったのが、このお店をやることにしたキッカケです。
Q2.お店のメニューは?
どんなメニューを提供されているんですか?
はい。例えばみなさん外食するお店って、どうやって選ばれてますか?
イタリアンとかフレンチとか、ジャンルやお店の名前で選ばれることがほとんどじゃないかなと思います。
うちの場合は、そういうことじゃなくて、お客様が「疲れたな。癒してほしいな」って時に「よし、おがわのじかん、行こ」って選ばれることを目指してます。
なので、お食事のメニューは「ちょっとお疲れの貴方へ」っていう1種類だけしかやってません。
その具体的な献立は、大体2ヶ月くらいで変えていってます。
お客様の体調は変わっていくので、「そのときに食べるべきお食事」を管理栄養士が提案してくっていうスタイルです。
例えば今、8月9月だとわかりやすくて「夏バテ解消」をテーマに献立を立てています。
「疲れたな、癒されたいな」って思ったらぜひ一度「おがわのじかん」を体験しにいらして頂けたらと思います。
Q3.経営で一番大切にしていることは?
小川さんが「おがわのじかん」を経営される上で一番大切にされていることは?
結構深い質問ですね。「経営」ですか。
お店を続けられるって「お客様に必要として頂ける」ってことの結果なので、結局ぼくらは何のためにこの仕事を毎日一つ一つ丁寧にやってるのかなって。
それってやっぱり「疲れた人を癒すため」ってことだと思います。
ぼくらはお客様を「満腹にして帰す」ってお店じゃないです。
疲れを癒して帰す。そのためだけにお店のすべてを組み立てています。
なので経営する上で一番大切にしていることは、すべてにおいて、それはお客様の疲れを癒せるか?という問いにまっすぐ答えられること、です。
Q4.どんなスープ?
そして、おがわのじかんでは、スープを販売されているんですよね。どんなスープなんでしょうか?
冒頭お話した僕が死にかけてたときにつくってもらってたスープはお店でも柱となる一品ですが、それを冷凍して販売しています。
今販売しているのは、道南の南かやべで獲れる「真昆布」という昆布を使ってお出汁をひいて、道産の鶏肉と蘭越産のお米・ななつぼしを使ってつくる『鶏粥』です。
元々「疲れた方を癒したい」といいながらも、お客様にお店に来てもらわないとそれができなくて。
ほんとにしんどいときって夜遅くだったりすると思うので、その時にスープだけでも届けたいっていう想いから、2019年の夏に、この冷凍スープの開発を始めました。
Q5.価格は?
冷凍での販売なので、これが家の冷凍庫にストックされていたら本当にいいなと思います。お値段はおいくらなんでしょうか?
ありがとうございます。価格は1食 税込800円です。
もうお客様も自由には外出できないですし、これからは積極的にスープを届けていきたいと思います。
自信もってお出しできるクオリティもキープできてますので。
どこか、このスープを置いてくれるところがあったら、ぜひご連絡いただきたいです!
Q6.注文方法は?
どのように注文したらいいですか?
店頭はもちろん、当店のホームページにご注文フォームがございますし、お電話やメール、各種SNSを使ったメッセージでも構いません。
これまでのお客様のニーズをお聞きしていると、ご自分のためはもちろん、大切な方への贈り物としても選んで頂いてまして、道内だけでなく全国発送にも対応しておりますので、ご要望を聞かせて頂けたらと思います。
Q7.お店の営業時間は?
お店の営業について教えてください。
お昼は11時半~15時まで、夜は6時から8時半までです。
定休日は毎週月曜と火曜。日曜日はお昼のみの営業となります。
ご予約の数に合わせて仕込みをしておりますので、お手数おかけして申し訳ないのですが、お電話やメール等でのご予約をお願いしています。
(2022年春より、夜の営業は毎週土曜日と、平日は月に2日ほどとなっています。詳しくはブログをご覧くださいませ)
Q7.今後の展望、夢は?
最後に今後の展望、夢をお聞かせください。
常連さんに支えてもらって、おかげさまでお店を始めて5年目に入れたんですが、この間地震ありコロナありで、なかなか難しい局面が続くんですけど、悲しいかな、疲れた人っていなくならないというか、家事、育児、仕事、介護と、みなさん結局がんばらなくっちゃいけなくて、その疲れた人をちゃんと丁寧に癒すっていうことを、これからもブレずに続けていきます。
そのための手段として、お店があり、冷凍スープがある。
やり方はお客様の声や時代の少し先を考えながら変えていくんだろうなぁとは思います。
夢も何も、今にも消えちゃいそうな状態なんですけど、朝から晩まで妥協することなくお料理をつくってくれる瑞木さんに、好きな車くらい買ってあげたいなって思いますね^^;