Since 2017.5.24 Sapporo
「食事」と「空間」を通じて、
ちょっとお疲れの貴方の、ココロとカラダを軽くします^^
食事と空間 おがわのじかん
心も、体も、食べるものでできている。
過去に投稿したブログ記事から、ぜひ読んでいただきたいものをピックアップ。
この記事は、2024年10月4日に投稿したものです。
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(この記事は、オンラインサロンと同時投稿しています「思考癖#117 イノベーション前夜」)
とあることを伝え、わかってもらうのに便利なのは、そのことについてすでに書かれた何か、例えば本を読むこと。
やっぱり「本を書く」「本にまとめる」というのは、相当の整理が必要だから、かなりすごいことだと思う。
僕は自分のこれまでの人生でまぁまぁしんどかった時があり、その時「食事」でこちら側に繋ぎ止められ川を渡らずに済んだ、という経験をした。
そのことを後から自分なりに整理をして、この事業を興そうと思った。
食事と空間を通じて、ちょっとお疲れのあなたの心と体を軽くする。
「食事と空間 おがわのじかん」
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「心も体も食べるものでできている」と腹の底からわかっているけども、それがどういうことなのか、うまく説明できなくて。
本を探してもピンと来るものがない。
(いろんな切り口があるなぁと思うけど、僕が体感しているものとフィットしない)
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本がないのは、しょうがない。
いずれにしても、体験していただくしかない。
そうどうせ、体験しないとわかりゃしない、と思う。
(読んでわかることって、元々薄々わかっていたことって言われる。この文章は公開するから、メンバー以外にも、読んでわかってくれる人がいると信じて書いてます)
「心も体も食べるものでできている」ことを腹の底からわかるには、体験するしかない。
その条件は2つ。
一つ、ハードワークや、病気や、加齢などによって、心身が弱っていること。
二つ、その時「しかるべき食事」と出会い食べること。
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つい先日、お一人で初めてご来店くださった方。
ご予約の際のメールのやり取りで、ハードワークされていることはわかっていて。
少しでもゆっくり食事してもらえたらと思って当日を迎えた。
いざいらしてくださった時、やはりかなり疲労困憊のご様子。
まず僕にできること、やらなきゃいけないことは、空気を作ること。
疲れていても、初めての場所はそれなりに緊張するし、緊張はまた疲れを増幅させる。
この店は安心できる場所なのか、信用できるのか。
僕の仕事は結局、僕らが信頼に足る人間なのかどうかを示すことに尽きる。
(#最大のサービスとは君の人格を上げることだ)
僕は言葉や所作で、瑞木さんは食事でそれを示す。
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この店が何のために生まれたのかを話し、だからメニューが1種類しかなく、なぜ今この献立なのかを話す。
お食事の用意ができ、いざ。
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一人で食事に向き合うに足るクオリティが、瑞木さんの食事にはある。
それは食べれば食べるほど溢れてきて、1回食べただけじゃ足りなくなるくらい(らしい)。
うちに足繁く通ってくださる方々の多くは、おひとり様。
そんなある方曰く「ここは誰かとおしゃべりするために使う場所じゃない」
(こんなことを書くとおしゃべりしちゃダメなのかと思われそうだけど、もちろんそんなことないですよー。時間をたっぷり用意して。みなさん大切な方といらっしゃる。大切な方と過ごす場所でありたいと思います。
うちをキッカケにおひとり様同士がとても親しくなられることもあります。家に泊まりに行くほど!旧友でもなく、同僚でもなく、ママ友でもなく、価値観を共有できる存在が、新しくできる。そしておもしろいのはみなさん食事を始めると喋らなくなること 食事に集中したい。そう、もったいないからね!)
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お食事が進むにつれて、みるみる顔色が良くなっていく。
目に力が生まれ、声にハリが出てくる。背が起きてくる。目線が上がる。前を向ける。
生き返る。
おそらく、ご本人もびっくりされたのではないかと思う。
心と体が本当に喜ぶ食事。
心も体も食べるものでできているのだと、体験した瞬間。
(退店後すぐにその旨のメールをいただきました)
僕が常々思うのは、この食事がめちゃくちゃ美味しいというラッキー!
ありがたすぎる!
不味かったら、いくらよくってもヤだからね!
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ここはもはや「外食」ではない。
お店だから、内食ではなく、中食でもないのだけど。
ある人曰く「第3の場所とか、第4の場所とか、どんだけ家から離れるんだよ」
「ここは1.5番目の場所。縁側みたいなところじゃないか」
既存の外食とは元気な人が行くところ。
うちはちょっと疲れた人が来るところ。
ここはもちろん家ではなく、何ていうか店でもなくなって、不思議な場所になったと思う。
この言語化は、今の課題。
ある方に「おがわのじかんってどんな場所でしょうか?」と聞いてみた。
しばらく考えこんでくださって返ってきた答えは、
「自分を大切にする場所であり、自分を大切にしてくれる場所。安全・安心できる場所。ごはんは食べるけど(食べないわけにはいかないわ)、ごはんを食べに来てるだけじゃない」
こんな外食があっても、いいんじゃないか。
おがわのじかんとはなんなのか。
僕は今、外食を再定義しようとしてる。
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写真は、僕がヤバかった時、深夜に出してもらった「真昆布出汁の春キャベツと新玉ねぎのスープ」
自然と「いのちのスープ」と呼んだ、心も体も震えるほど沁みるスープ。
(鶏粥は冷凍販売してまっせ )
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